ご依頼者Aさん(女性)は,Bさん(男性)と交際をし,Bさんの自宅に泊まったり,一緒に旅行へ行くなどしていましたが,交際して半年ほど経過したころ,Bさんに奥さん(Cさん)がいることが判明しました。
Aさんは,BさんがCさんと結婚していることを知ったのち,一旦は交際を終了させましたが,Bさんが,Cさんと離婚前提に別居していると話を聞き,それを信じたうえで,交際を継続してしまいました。なお,実際には別居しておりませんでした。
その後,半年ほどして,Aさんは,Cさんから,不貞行為を理由とする慰謝料300万円の支払いを求める内容証明郵便を受領し,当事務所に相談にいらっしゃいました。
Aさんは,Bさんが結婚していることを知らなかったこと,知ったのちもBさんから離婚を前提に別居している事を信じていたことを理由に,支払いを拒否しました。
そして,交渉の末,Aさんは,訴訟になるリスクを考え,請求を減額した70万円を分割で支払う旨の内容で和解することができました。
2015.03.27更新